チャンネルJのJはJapanのJ?JournalistのJ?

旧タイトル「労働組合ひとり」。チャンネルJという朝日新聞OBが作った原発ムラの末端の末端くらいの会社で、ひとりで労働組合に入って活動してたら解雇されました。もともと労働組合を通して会社と戦う話のつもりだったのですが、紆余曲折ありまして。。。あくまで原発問題は脇筋です。ただ、天下国家を偉そうに語る連中の姑息なインチキがムカつくので、今も盾突いてます。

解雇1日目

朝、9時過ぎに出勤。


就労闘争ってやつ?
東京ユニオンの人もあんまりこのフレーズは使わないけど。


ま、解雇を認めてないんだから出勤くらいしますよ。


「おはようございます」
小さな声で言いながら(ダメだな!)ドアを開け
ドキドキしながら(ダメだな!!)中に入る。


進む。


佐田以下役員や営業はいない。
まだ朝の会議中だった。


制作は2人くらいしか来ていない。


「いるじゃん」
「ああ…」
休みのはずの梅原課長がいる。
hitori001対策協議のため呼ばれたか?


「会議が終わるまで待ってようかな〜」


と、そこに、柳下総務経理部長が入ってきた。
いつも会議に出てるのに、今日に限って遅刻?


柳下に促され外に出る。
(ビルの2階全部が会社。ドアを出てエレベーターのある場所に)


「佐田さんに用事がありまして」
柳下「私じゃダメなの」
「お渡ししたいものがあるので」


会議が終わるまで待ってると言ったのに
柳下、会議室に呼びに行く。


佐田、やってきた。


「私、組合員hitori001に対する解雇は、働く者の生活を破綻させる
 生存権の侵害です。会社は、不当な解雇を撤回して、
 組合員hitori001の雇用継続を保障されるように申し入れます」
佐田「お伺いしましたが、それは拒否します。どうぞお帰りください」
「こちらを書面でお渡ししますのでお受け取りください」
佐田「(渡した申入書を見て)わかりましたので、お持ち帰りください」
「いや、お渡したので、どうしようと結構ですので」
佐田「じゃあ、おもてに捨てますから」
「ああ、なるほど」


佐田、エレベーターに乗る
僕も乗る。


エレベーターの中に2人きり!


濃密な数秒間…
2階でよかった。


佐田、通用口を出て…


申入書を捨ててる



吸い殻入れに!!



そこはマズいだろ!
共有のスペースだよ。
他の会社の人も来るよ。
これ何だろって見るよ。


クリアファイルに入れた申入書が筒状に丸めらて
円筒状の灰皿の上に突き刺さっている。
前衛の生け花かよ。
シュールな絵づら。
みんなに見せてえ〜


佐田が、申入書を灰皿に突っ込もうとして
なかなか入りきらなくてジタバタしてたの見て
勝ったと思いました。
溜飲が下がりました。
低レベル感が漂ってしまうから、もっといい言葉がないかなと思うんだけど。
相手の動揺が、こうも明らかな形になって表れると、何か嬉しくなってしまうよね。
ちょっと悪魔的だけど。


ま、こんなことで喜んでいてはいけない。


これからだもんね。