有馬朗人先生は取材を受けるつもりは…
ないみたいですね。
秘書のかたから電話が来ました。
秘書「もう一度、有馬に確認しましたが、『自分が佐田さんとひとりさんの間に立つと複雑になるから、直接話すことはできない』と申しています」
何それ?
僕「別に僕と佐田氏との間に立ってほしいとは言ってません。僕と有馬さんの間に秘書のかたが立つほうが、より複雑になると思いますが」
秘書「ええ…」
僕「有馬さんの口からは本当のことを言いたくないということですか? 論理的にはそうなりますけど」
秘書「本人が『知らない』と言っているので」
僕「僕が諦めるのを待ってらっしゃるということですか?」
秘書「そうではなくて『自分は知らないことなので佐田さんと話してほしい』と」
僕「佐田氏とは話します。事実をシンプルに、書いてないのなら『書いてない』ということを、ご本人に聞きたいだけです」
僕「例えば、僕が佐田氏のところに行って『有馬さんの秘書がこう言ってます』と言っても、『知らないよ』って言われたら、それでおしまいですよね。そういった場合は有馬さんから何か一言言っていただけるんですか?」
秘書「…」
僕「そんなことになりたくないから、有馬さんにお願いしているんですけど」
秘書「…」
沈黙。堂々巡り。
まあ、取材を受けるつもりは毛頭ないと。
けど、一度は取材をOKしてくれたよね。あれは何だったの?
秘書「カメラをいきなり持って来られたので、本人に確認しないでOKと言ってしまいました」
何それ?
僕「この前、取材を了解していただいたのは有馬先生の意思ではない?」
秘書「はい、私が…」
僕「本当にそうなんですか?」
秘書「そうです」
あのとき、5分くらい奥の部屋に引っ込んで検討してたんだよね。
僕は有馬さんの携帯(持ってるのか?)に電話して確認とってるのかなあと好意的に解釈してたんだけど
同行のカメラマンは「本当は有馬先生いるんじゃないの?」と言っていた。
まあ、真相は神様と有馬先生と秘書のかたしか知らないことだから。
僕「取材をOKしたあと、どんな経緯で取材を断るということになったのでしょうか?」
秘書「本人に確認しないまま言ってしまったので、もう一度伝えたところ『直接はお会いできない』と」
秘書のかたは
「カメラを持ってアポ無しでやって来られたので仕方なく取材をOKと言ってしまった」
と繰り返し言うので
ちょっとカチンと来て
「電話をくれると言われて1ヶ月以上待っていたのに全く連絡が来ないから、苦肉の策として行ったまで。もしもインタビューが可能だったら対応できるようにカメラを持っていっただけ。脅迫の道具のように言われるのは心外」
と反論しました。
あの日は、険悪な雰囲気もなく、本当に穏やかな調子で対応してもらったんだけどなあ。
解せないよね。聞いてて辛くなりました。
最後に、ちょっとだけ言いたいことを言いました。
僕「○×さん(秘書のかた)を困らせるつもりはないですけど、有馬さんは学者であり教育者じゃないですか。本当のことを追求するお仕事ですよね。本当ことをシンプルに伺っているだけなんですけど、なぜそれをクリアにしていただけないのでしょう?」
秘書「…」
僕「お話を伺いながら幻滅を感じ始めています。明確に『イヤだ』と『本当のことを言いたくないんだ』ということでしたら、おっしゃってください。そういうことなら仕方がないと諦めますので。有馬さんが本当のことを答えても、事は複雑になりません。としか言いようがないです。シンプルに解決したいのでお願いします。いろいろ責めちゃってゴメンナサイ。よろしくお願いします」
「逃げて」ますよね。どっから見ても。残念ながら。
しかも、人を盾にして。
僕の件は小さなことだよ。けど、一事が万事でしょ。
3.11以来、学者の性根みたいなものが問われてるんじゃないのかなあ。
ホンモノかニセモノか。信用できるのかできないのか